ハワイ島の魅力
ハワイというと、ヤシの木や高層ビルが立ち並び、日本語が通じ、日本人観光客の多いオアフ島が真っ先に思い浮かぶ方も多いと思います。しかしハワイに住むとなると、オアフ島の交通渋滞や騒音、ホームレス問題などから離れて、ハワイらしい自然に溢れたのどかな空気の流れるハワイ島に魅力を感じ、移ってくる人々が年々増えています。
2017年9月からは、日本航空が成田空港からハワイ島のコナ空港への直行便を開設し、ハワイアン航空も2016年以来、羽田空港からコナ空港への直行便を運行しています。それに伴い日本からハワイ島への観光客も増え、ハワイ島の不動産に興味を持つ人も後を絶ちません。
ハワイ島は、少しドライブをしただけで全く違う地形や気候の環境に身を置ける驚異的な場所ですが、不動産市場もそれを反映しており、価格帯も驚くほど多様性があります。
現在もまだ活発な溶岩を噴出しているキラウエア火山の溶岩流リスクの高い地域では、1万ドル以下の安い土地もたくさん売買され、反対にハワイ州随一と呼ばれる高級住宅地では数千万ドルの豪邸も販売されています。
住宅の形態もコンドミニアムから、20エーカー(8ヘクタール)以上もある広大な敷地をもつ邸宅までと、様々です。
ハワイ島の驚異
- ハワイ島はハワイ州の中で一番大きな島です。他島全部を合わせた2倍の大きさで、現在も活火山によって成長し続けています。
- キラウエア火山は世界一活発な火山で、1983年1月から溶岩を噴出し続けています。
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マウナケア山は海底から測量すると世界一の高さである33,476フィート(10,203
m)であり、海面からでも13,796フィート(4,205 m)あります。 - 地球で最も体積の大きいマウナロア山もハワイ島にあります。
- 地球上にある13の気候の内、ハワイ島には11もの気候があると言われています。
- マウナケア山頂には世界一大きな望遠鏡があります。
- 全米で一番南の場所がハワイ島のサウスポイントになります。
ハワイ島の地形と天気
ハワイ島地形図
この地形図によって、東側が緑が多く、西側が溶岩台地や乾燥地のところが多いのが良くわかります。
年間平均気温
- 45℉ = 7.2℃
- 55℉ = 12.7℃
- 65℉ = 18.3℃
- 75℉ = 23.8℃
気温は海岸沿いが高く、緯度が高くなるにつれ、気温が低くなります。マウナケアの山頂では冬には雪も積もります。
年間平均雨量
東側の雨量が多く、西側が少ないのが分かります。
ラバゾーンマップ
溶岩流のリスクが一番高いのがゾーン1で、一番安全な地域はゾーン9です。
そのため南側がリスクが高く、北側がより安全であることが分かります。
ハワイ島の歴史
起原500年頃、マルキーズ諸島から渡ったポリネシア人が最初にハワイに住み着いたとされ、その後起原1200年と1400年頃にタヒチからの移民が上陸しています。その後、厳しいカプー制によってカメハメハ大王がハワイ州の全島を統一しました。
カメハメハ大王は1758年頃ハワイ島の北端のカパアウで生まれ、その後ワイピア渓谷で育ったのち、1778年に到着したキャプテンクックの影響を受け、国王としてハワイ諸国を統一します。その後、ハワイ島に戻り、コナで1819年に亡くなりました。
19世紀には世界各国の貿易商や農場主ミッショナリーなどが次々とハワイに訪れ、20世紀にはサトウキビとパイナップル産業が栄え、アジア各国からの移民が多くプランテーションの農夫として働いていました。
現在はサトウキビやパイナップルの産業は衰退し、代わって観光業が州の主な産業となっています。
ハワイ島の不動産物件の購入・売却をご検討されている方は、是非お問い合わせください。