ハワイ島に5つある火山のうち一番南のキラウエア火山は以前から活発でしたが、5月3日に山頂より東側のEast Rift Zone(断層地帯)上に位置するレイラニエステートという住宅地内で溶岩の噴火が発生しました。それ以来断層に沿って次々に新たな噴火口から溶岩が噴出されており、有毒ガスが付近を蔓延しています。幸い死者や怪我人は出ていませんが、付近住民は避難を余儀なくされています。様々な企業や団体が災難を受けた人々への支援をしており、続々と支援物資が集まっていますが、以下にそのいくつかの団体を紹介します。
ヒロ周辺の賃貸住宅不足が益々深刻
シェルターに一時的に避難している人もいますが、その地域を逃れて引っ越しを考えている人も多く、ヒロやその周辺地区の賃貸物件不足が益々深刻になっています。
風向きは東から西へ吹くことが圧倒的に多いですので、ヒロ市内ではガスの影響は感じられません。左の写真は5月11日ヒロのホテルで撮影。
レイラニエステートでは現在37の建物(27軒の家)が消失しており、この地域の売り物件や契約中の物件もキャンセルされており、付近の住宅の取引も滞っています。また、ラバ(溶岩流)ゾーン1と2の地区では火災保険がストップしたとも伝えられ、それに伴い住宅ローンも出されなくなってしまいます。
2014年に溶岩流がパホアビレッジに近づいた時、ラバゾーン1と2に保険はローンが出なくなって、ラバゾーン3の地域にあるHawaiian Paradise ParkやAinaloa 等が人気が出ましたが、また今回もその傾向が出てきました。また、ラバゾーン8という非常に安全な地域であるヒロ北側のハマクアコーストは相変わらず物件が少ないため、望んでいても買えない人が多いです。ヒロ周辺地域での賃貸物件の建設に興味がある方は是非ご一報ください。